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OGのみ1-0消化不良と言うが、成果ありの初勝利

攻撃面はどうだったか?

シュート数20に対し、得点1という数字は、明らかに課題があることを示している。次のブラジル戦では、押し込まれることを想定すれば、シュート1本に対し1得点という決定力が必要かもしれないのだ。本田がGKとの1対1で外したループシュートをはじめとして、少なくとも4得点はできた展開だった。
しかし、個の選手を見てみると、必ずしも攻撃面は無収穫と言える試合ではなかった。

その中でも特に光ったのは柴崎

代表キャップたった2度目の柴崎は、文字通り代表の司令塔として機能している。視野は広く、長いスルーパスを通すのは圧巻だ。得点シーンでは、岡崎がボールを奪うのを見るや、長い距離を走り込んで、岡崎⇒本田⇒柴崎と渡り、相手のオウンゴールを引き出すクロスを岡崎めがけて入れた。攻撃のスイッチが入った時の前線を追い越す動きは見事と言うしかない。アギーレをして「ワールドクラス」や「かなり遠くにいきつくことができる選手」と言わしめるプレーを披露して見せた。
この試合、同じインサイドハーフの左に入った香川も攻撃の起点として再三機能し、本田の称賛を受けたが、その香川は、この試合での脳震盪により、代表を離脱した。これは、アギーレジャパンにとっては大きな痛手となるが、今や、アギーレチルドレンの長男坊となりつつある柴崎が、その穴を埋めるかに興味が持たれる。相手がブラジルであれば、結果次第では「遠くにいきつく」ことが相当に早まる可能性も秘めている。その意味でも、次戦の柴崎にはおおいに期待したいところだ。

攻撃面の課題

後半になって本田が左にポジションを変えると、ザッケローニ時代に良く見た、本田、香川、長友のトライアングルが復活。するとアギーレジャパンの猛攻が始まった。この三人が近いところでプレーするとチャンスが生まれることは良く知られたことだ。ならば、ザッケローニを呼び戻してでも、彼らの距離が近くなりやすい4-2-3-1にすべきでは?と思ってしまう。
しかし、辞任したばかりの前監督を呼び戻すこともできないし、4-3-3および派生システムを推し進めると明言しているアギーレが、4-2-3-1を指導することも有り得ない。4-3-3では、4-2-3-1と比べて、ピッチに選手が分散する。即ち、試合の流れで1対1になる局面が多くなるために、それを制する強さであったり、速さであったりする強い個が求められる。日本人選手の一般的特性を知ったザッケローニは、4-2-3-1の距離感を生かしたパスワークにより、弱い個により強い組織を作ろうとしたが、その限界は、ブラジルワールドカップで明らかになった。少々荒療治的にも思えるが、強い個を集めない限り、どの道強い組織は編み出せないのだ。現在のアギーレジャパンの攻撃陣からは、まだまだ強い個を感じられることが少ない。この試合では、「攻撃陣の強い個を持った選手への成長」。そんな課題が積み上げられたと思う。

次戦は、そんな選手達が一夜で飛躍することもありうるブラジルが相手だけに、期待が高まってくる。


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