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10月のジャマイカ&ブラジル戦召集メンバー発表

9月の合格者に経験を積ませつつウイークポイントを埋めていく

日本サッカー協会は1日、10月10日ジャマイカ戦(新潟)、10月14日ブラジル戦(シンガポール)の召集メンバーを発表した。

アギーレは、先月9日のベネズエラ戦(2-2)後に、「良かった選手と悪かった選手については、来月の招集リストをみればわかることだ」と9月のウルグアイ戦、ベネズエラ戦でのプレーの合否を今月の召集に反映させることを明言している。したがって、前回と今回の召集メンバーを見比べて合格者を炙り出したい。

更に、今回アギーレが初召集する選手の特徴をまとめつつ、 続きを読む

アギーレは香川をどのポジションで使うのか

「私は37試合戦って0ゴールだったら心配する」の発言に込められたメッセージ

香川は、9月のウルグアイ戦、ベネズエラ戦の際に、直前のマンチェスター・ユナイテッドでの試合での脳震盪により、代表招集を見送られた。

ベネズエラ戦前日監督会見での一幕、
アギーレに対して「ウルグアイ戦では決定機が少なく、無得点に終わったが?」という質問が飛ぶ。
対してアギーレは「ウルグアイと対戦した場合、チャンスもゴールも少なくなる。私は37試合戦って0ゴールだったら心配する。ウルグアイには決定機が2つあった。それ以外にプレゼントしたゴールが2つあった。こちらにも決定機が2つあった。ポストに当たった場面と、バーの上に行ったミナ(皆川)のヘディングだ。しかし、ウルグアイは(ゴールを)プレゼントしてくれなかった。そこに違いがあった」とミスが勝負を決したが、決定機がなかった訳ではないと振り返った。
その中で、「37試合戦って0ゴールだったら心配する。」の部分が後に話題になった。37という数字は何か?と。すると、最近の出場試合で、連続ノーゴールが続いている香川に結び付く。コメントの中に隠された香川への皮肉か?と話題に。この時点での香川の連続ノーゴール出場試合数は36だ。次のドルトムントでの復帰戦でもノーゴールの場合には37となる。これは、香川の奮起を促す激励のメッセージだったのだ。(13日、ブンデスリーガ第3節フライブルク戦で、ドルトムントの香川はトップ下で先発出場、1G1Aをマークしてブンデスリーガ公式サイトでMOMに選ばれた)
アギーレが香川が36試合連続ノーゴールであるというデータを持っていること、そして、無関係な質問の答えの中に密かに選手へのメッセージを潜ませていること。アギーレは、今までに見たことのないような奥深い代表監督だ。そのアギーレが激励のメッセージを込める以上、アギーレの中で香川が日本代表のピースになっていることは間違いない。 続きを読む

武藤嘉紀、柴崎岳、代表初ゴール

横浜日産スタジアム

この画像はパブリックドメインとして提供されています

9月9日、アギーレジャパンの第2戦は横浜国際総合競技場にベネスエラ代表を招いておこなわれ、2-2で引き分けた。
代表初召集の武藤がアギーレジャパンの初ゴールをマーク、代表初キャップの柴崎の代表初ゴールで2得点するも、またもやあってはならぬレベルのミスにより2失点、これでは守りを固める戦術の完成は程遠い。アギーレも日本代表の守備のクオリティの低さにあきれているのではなかろうか。
しかしながら、 続きを読む

アギーレジャパンの初戦は強豪ウルグアイ

守りを固めてカウンターの姿勢を明確化

アギーレジャパンの初戦は9月5日、札幌ドームにウルグアイ代表を招いて行われた。

パス&ポゼッションのザッケローニサッカーから、アグレッシブな守備からのカウンターサッカーに変貌をとげると見られる日本代表の姿に注目が集まった。

ウルグアイ戦先発布陣まず先発メンバーを見て強い衝撃を受けた。
第一に、皆川と坂井の初召集組がスタメンに入っていることに驚いた。ザッケローニのときには有り得ない思い切りの良さだ。
次にDFが長友、森重、吉田、坂井、酒井宏樹と5人もいることに気付く。アギーレは4-3-3を中心とした布陣で戦うと明言していたが、相手がウルグアイということで、DFの枚数を5枚にしたのか?あるいは3バック?とも思えるメンバーだった。
試合が始まってみると、森重をアンカーとする4-3-3だった。全体的に見ると、中盤に森重と細貝を配置することによる、 続きを読む

アギーレジャパンに見えてきたライバル関係

合宿二日目23名が揃う

アギーレジャパンは、「全員0からのスタート」を掲げ、激しいポジション争いの中にチームの活性化を見出そうとしている。

9月1日から、5日のウルグアイ戦と、9日のベネズエラ戦に向けた合宿を開始した。2日には、FW本田圭佑、FW岡崎慎司、FW柿谷曜一朗、MF田中順也、DF長友佑都、DF酒井宏樹、GK川島永嗣の海外組7人も合流。23名が全て揃った。

この中で、左膝に違和感のある長谷部だけは唯一別メニューとなった。

練習は4人一組のパス回しからスタート。最終的には10対10と実戦レベルの広さへとピッチを広げていった。

しかし、注目すべきは、 続きを読む

アギーレジャパンのサバイバル始まる

アギーレの懐深さを感じる人選

2014年8月28日、遂にアギーレジャパンの初召集メンバーが発表された。

アギーレの代表就任記者会見(1時間超です)で、最も印象的なキーワードは、『コミット』という言葉だ。そこには、決意をもって代表監督としての責務を全うするという表明が現れている。

責務を全うするには、発言に責任を持たねばならない。
就任記者会見でどのような選手を呼ぶかとの問いに対しては、「とにかく将来性のある選手を呼びたい。代表に入ることに意欲的で、国を背負うことに意欲的な選手を呼びたい。個人でなくチームでプレーし、試合に貢献できる選手を呼びたい。」と述べている。 続きを読む

清武のハノーバー移籍の節目にあえて苦言呈する

清武には克服せねばならぬ致命的欠点がある

清武はブラジルワールドカップ直後、自らが2018ワールドカップへの意気込みを『四年後、自分が中心となれるようにやっていければ』と表現し、エース宣言とも取れるアピールをした。

そこからは、ブラジルの舞台で出場時間もごく僅かで、ザックジャパンも惨敗という悔しさが滲み出ている。ただ、そのアピールの根拠を私は感じられなかったのだ。

今後はどうなるかはわからないが、ザックジャパンのエースは明らかに本田だった。そこから乱暴に捉えても、清武が本田程の選手か?そして今後そうなれるのか?という拭えない疑問が沸いてくる。
何も本田のコピーになる必要はないので、フィジカル云々は言うまい。しかし少なくとも、本田程の強烈なパーソナリティがあるのか?そして決定力があるのか?そこを突きつめなければならない。

つまり、現在の清武には、パーソナリティと決定力に関る心理的な欠点があると思っている。 続きを読む

気になる選手の動向

世代交代も予測されるが、中心であるべき選手もいる

アギーレジャパンが発足し、初期のチームの動向がおおいにに気になるところだ。

特に、今年中に組まれる6試合の親善試合の際のメンバーの選出には、チームの方向性を占う意味合いが強い。

2018年を見据えれば、4年前からの伸びしろを考慮し、大幅な世代交代があるかもしれない。その意味では、プラチナ世代(92年世代)とリオ世代(93~95世代)も代表候補に含まれるだろう。見る者にとっては、それはそれで楽しみな要素であり、親善試合に関しては結果度外視の楽しみを与えてくれる。 続きを読む

日本代表監督アギーレ氏に決定

評価が分かれるキャラクター

たった今、予てから就任が確実視されてきた、ハビエル・アギーレ氏の日本代表監督就任の速報がテレビに流れた。

これまでのアギーレ氏のサッカーは、アグレッシブな守備からのショートカウンターを得意とするスタイルで、スペインリーグのオサスナなどで躍進し、実績を挙げてきた。メキシコ代表監督としても、二度チームをワールドカップのベスト16に導いている。02年日韓ワールドカップの際には、予選敗退の危機にあったメキシコ代表に強烈なスピリットを植えつけ、戦う集団に変えた。

ただ、正直言って、評価が高いのか低いのか良く判らないところがある。2010年南アフリカワールドカップでは、決勝トーナメント初戦のアルゼンチン戦で、サイドバックの選手をセンターバックとして起用し失点するなど大きなミスを犯した。更に、試合ごとにキャプテンを代えるなど、理解しがたいところも垣間見える。決勝トーナメントに進出していながら、メキシコ国民からは『戦犯』として扱われた。 続きを読む

ブラジルワールドカップに見るアギーレジャパンの方向性

ブラジルワールドカップも、残すはドイツVSアルゼンチンの決勝戦と、ブラジルVSオランダの3位決定戦のみとなった。
ザックジャパンはグループリーグ1分2敗で、早々にワールドカップを去ったのだが、その後もワールドカップトロフィーを目指して戦った名選手や強豪の戦いを振り返り、ザックジャパンを引き継ぐアギーレジャパンの方向性について考えてみたい。

若手スターの台頭はチームに勢いをつける

私の中でこのワールドカップで最も印象に残っている選手は、コロンビア代表のハメス・ロドリゲスだ。

グループリーグの日本戦では、1-1の後半開始から出場すると、コロンビアは日本の守備を翻弄。4-1での勝利に貢献した。

決勝トーナメント1回戦のウルグアイ戦で見せたゴールシーンは圧巻だった。ペナルティエリア外で胸トラップで反転、ボレーシュートを決めたのだ。
続くブラジル戦では1-2と敗れはしたが、ブラジルの守備陣に大きな脅威を与えた。ハメス・ロドリゲスがゴール前に迫ると、その存在感に鉄壁を誇るブラジルディフェンスのチアゴ・シウバやダヴィド・ルイスでさえもわずかなスペースを許してしまう。走り込んだ味方にスルーパスを送り、PK獲得を助ける冷静さを見せた。つまり、反撃のゴールを決定づけたのだ。 続きを読む